コラム Vol.9:プジョー紹介
プジョー / Peugeot (フランス) 自動車からコーヒーミルまで作る歴史あるメーカー
オートバイ、自動車、自転車、モペット、コーヒーミル、ペッパーミル、ソルトシェーカー(塩を入れる容器)、ハーブミル、工具。ここにあげた商品を見てプジョーを連想する人は、相当のプジョーマニアではないでしょうか。どれもフランス・プジョー社から現在も販売されている工業製品です。また過去には銃砲、砲弾、戦車のエンジン、飛行機のエンジンなども製造していました。
歴史あるプジョー家とプジョー製品
社名にもなっている「プジョー」は、プジョー家からとられています。会社の歴史も古く、約200年前に創業を始めています。1810年、プジョー家の兄弟が鉄鋼の加工を行う製造工場を建てたのが、今日のプジョー社の始まりとされています。
1818年に鉄鋼加工技術を応用して鋸刃の特許を取得し製造を開始しました。1850年に自社製品にプジョー製品の証として初めてライオンのマークを付けるようになり、ライオンのデザインは変遷するものの、プジョーのロゴマークは今でもライオンを用いたものとなっています。
オートバイ産業への参入
1882年、プジョー家の人々は今後の紳士のたしなみは馬から自転車に変るであろうと予見し、一般用の自転車の製造を始め、さらにレース用の自転車などを作り始めました。1898年にエンジン付きの三輪車を発表し、1902年にエンジン付きの自転車を発表、1905年にはレース用オートバイの製造も行っていました。同時期に自動車の製造にも着手しています。
自動車レースにも積極参加
今日のプジョーの名前を日本において広めたのは、やはりF1レース、ル・マン耐久レース、世界ラリー選手権(WRC)への参戦が大きく、自動車メーカーとしての印象が強いようです。
そのためか、当店のお客様でも「買い物などの時に使うスクーターもプジョーにものにしたい」とヴォーグSP(モペット)やスピードファイト2を購入される方が多く、輸入スクーターの世界でもプジョーのブランドバリューはやはり相当のものがあるようです。
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