コラム Vol.9:MOMOデザイン
創業者は自動車レースのレーサー
MOMOは、1960年代にレーサーであるジャンピエーロ・モレッティが、自分のレース・カー用にハンドル径が小さく且つグリップが大きい特殊なステアリングを考え出し使用していたことから始まります。
フェラーリがMOMOのステアリングに注目
自ら開発したステアリングをレースで使用しているうちに多くのレーサーから注目を集めるようになり、遂にはフェラーリチームもモレッティの発明したステアリングを使用するようになりました。
F1レースにおいてフェラーリチームが勝利を獲得すると同時にモレッティにも世界的な名声がもたらされ、1970年にステアリングメーカーを設立することとなります。
その後、フェラーリ、ポルシェ、アルファロメオ、ランボルギーニなどの数多くの高級車に純正品としてステアリングを供給するようになりました。
MOMOのデザイン部門の独立
MOMO DesignはMOMOのデザイン特化部門として1981年に誕生しました。
優れたデザイン性だけでなく、製造からスタイリングなど全ての側面から
製品コンセプトを固めていく「グローバルデザイン」の姿勢は、MOMOから継承した
専門的なノウハウを形状への最新の配慮や最新素材の採用という形で表されております。
多岐に渡るデザインプロダクト
MOMOデザインのプロダクトは上記のような自動車関連用品からキャリーバッグや時計など、
幅広い分野にわたっておりますが、もしスクーターファンがそんなMOMOデザインの
深いコンセプト/デザイン哲学を身近に感じたいと思われるのであれば、
ファイター、コンポジット、デビルなどのMOMOデザインのヘルメットを
実際に手にとってみるのが一番かもしれません。