コラム Vol.9:アディバ紹介
アディバ / Adiva (イタリア) 若きイノベーターが生んだ屋根つきスクーター
Nicola Pozioはローマで育ち、通勤にはスクーターを利用しているエリート青年でした。ある日ニコラはいつも使っているスクーターに対し、もっと便利なスクーターにするための改善点を思いつきます。やがて彼はスクーターの設計に没頭し、独創的なアイディアは「アディバ」を生み出したのです。
アディバのコンセプトとは?
彼の考えたニュータイプのスクーターのコンセプトとは、スクーター特有の簡単な運転・駐車の利便性に加え、自動車のように心地よく、ライダーを快適に保護する乗り物。そこから導き出された答えは「コンバーチブル・スクーター」であった。ライダーの保護とは、雨からの保護、風からの保護、日射からの保護である。
市販化への流れ
彼のアイディアを具現化したプロトタイプが1994年に発表され、多くの人々の関心を集めました。1998年には国際特許の申請を行い(2004年に特許取得)、2000年にはミラノショーに出展されると、またたくまに注文が殺到しました。
彼のアイディアが、イタリア市民に求められていた内容であったと証明された瞬間でもありました。その後、ベネリ社(イタリア)、ルノー社(フランス)からOEM生産で発売され、日本にはベネリ・アディバ150/125として正規輸入が始まり、日本でも「アディバ」が注目されることとなります。
アディバブランドとしてAD250を発売
2006年にはアディバ独自ブランドとして生産が始まり、250ccの排気量とフルモデルチェンジした
アディバ AD250が発表されました。若き発明家が自ら描いた、新しいスクーター像は
見事に具現化され、そのアディバ AD250はここ日本においても高い支持を受けています。
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