トップページ > ミュージアム > ピアッジオの歴史 後編

1953年 ~ Vespa 125 U

Vespa 125 U

ヘッドライトがフロントフェンダーの位置からハンドルバーの位置へと高くなりました。 ベスパ Uは僅か7,000台しか生産されなかったので、コレクターの間では、最も貴重なモデルとなっています。

"U"は"Utility"(実用性)を意味します。

1955年 ~ Vespa GS

Vespa GS

150 GSはこれまでに生産された、世界で最も美しいスクーターとして世界中の人々の記憶に残っています。 150 GSは標準生産の最初のスポーツ版で、歴史上画期的なモータースクーターです。

GSは、150ccのエンジンを持つ最初のスクーターで、優れたスポーツモデルです。 直接燃料噴射エンジンを搭載し、最高速度は101km/h (63mph) にも達します。

1955年 ~ Vespa PX

Vespa PX

ベスパの歴史やこれまでの機種の発展との絆を残しながらも、ベスパ PXの新しい美しさは、 予想を大きく超える成功をもたらしました。

ベスパ PXの人気ぶりは、1978年の発売以来、2017年までの長きに渡って生産されていたことからも窺い知ることができます。

1968年 ~ Vespa Primavera

Vespa Primavera

プリマベーラは、若者を対象にしたモデルで、ピアッジオでは、その発売に向け、「ベスパならあなたも乗れる」を キャッチフレーズとしました。長い車体による、2人乗りの快適さがこのスクーターの大きな特徴です。

2005年 ~ Vespa LX

Vespa Primavera

ベスパの大型版「Vespone」と共に40年以上生産されてきた、小型版ベスパの「Vespino」の全く新しいスタイルと技術的特長を 持って復活したのがこのLXシリーズです。

ベスパ LXシリーズは、1996年以来販売台数460,000台以上を記録したETシリーズに代わるもので、 50cc、125cc、150ccの3種類の環境にやさしいエンジンから選択することができます。

Primavera 50周年

Primavera 50周年

ベスパ プリマべーラの生産台数は370,000台に達し、ET3に加え、3種類のシリーズがあります。 その優れたデザインは今に至るまで個性的な存在感とオーラを放っております。

Primavera 50周年

Primavera 50周年 Primavera 50周年

ベスパ プリマベーラのコンパクトな車体とエレガントなスタイルは若い女性からも大きな支持を受けてきました。

60年台のプリマベーラは当時の若者の憧れであり、多くのティーンエージャーがそのクリーンなラインと驚くべき性能に魅了されました。

ジレラ・アプリリア・モト グッツィ・デルビなどの買収

ジレラ アプリリア モト・グッツィ デルビ

ピアッジオはスポーツバイクやレース活動で名を馳せたGilera (ジレラ)を1969年には傘下としていましたが、 2001年にDerbi (デルビ)、2004年にAprilia (アプリリア)・ Moto Guzzi (モト グッツィ)などの有名なバイクメーカーをそれぞれ傘下に収め、 その規模はヨーロッパのみならず世界有数の二輪車メーカーへと成長しました。

ピアッジオの歴史 イコール イタリアスクーターの歴史

ご覧の通り、ピアッジオの歴史即ちイタリアスクーターの歴史と言えるでしょう。Piaggio・VESPAの伝統と歴史の中から培われた美学・哲学・個性は、 ベスパはもちろん他のピアッジオのブランドの全てのモデルの中に込められています。

それぞれのモデルのエンジン・フレーム・外装・ユーティリティの中にはイタリア文化のエッセンスを感じることができます。 イタリアより遠く離れたここ日本において、それらのイタリア エッセンスを快適なモビリティと共に楽しめるのはピアッジオ ブランドモデルの オーナーのみが味わえる特権なのです。

ピアッジオ・アプリリア・ベスパ 2018年 ラインナップ

←ピアッジオの歴史 前編


△TOP△