イタリア レンタルスクーター レポート Part 1
広いローマ観光はレンタルスクーターがオススメ!
毎年イタリアンスクーターとその周辺文化の勉強を兼ねてEICMAを視察していますが、今回はローマ経由で帰途予定でした。ローマは初めてでしたが、残念ながら仕事の都合で滞在は1日限り。フィレンツェやボローニャ、ベネチア、ミラノは徒歩中心で街中を見て回れるのですが、ガイドブックを見るとローマは広すぎて徒歩での観光は不可能。ですがインターネットでいろいろ調べていると、ローマ観光にレンタルスクーターがあるとの情報を発見。さっそくレンタルスクーターショップをネット検索したけれど、情雑が乏しいので、とりあえずローマに着いてから探すことにしてみました。
ローマニアルミニ駅(中央駅)の近くのホテルにチェックインしてみると、なんとカウンターに複数のレンタルスクーターのパンフレットが置いてあり、その中から一番近いショップ"BICIBACI"に行くことにしました。
レンタルスクーターショップには、ベスパなど多くのスクーターがそろっており、申し込みも必要書類1枚に英語で記入するだけと簡単でした。ベスパ GTS300ieのレッドを選び、 ショップスタッフに操作方法のレクチャーを受け、ローマ市内のロードマップ(お勧めコース付き)をもらっていざ出発。
ベスパ GTS250ieでローマを走る!
なれない右側通行やアグレッシブなイタリア人の運転にドキドキ・緊張しながらも、流れに乗って走る。はじめのうちは、少し走っては止まって地図を見ながらまた走るの繰り返しでしたがグルグル街中を走っているうちに景色も見なれ、さらに頭に地図が入ってきて、結果的には1日で十分にローマ観光を楽しむことができました。
スクークーに乗っていてうれしかったことは、どこにでも駐車する場所があること。そしてすべて無料だったこと。これは大変ありがたかった。
また、日本を出る前に名作「ローマの休日(53年)』を見て予備知識を仕入れておいたのですが、街中の風景は、映像の中のそれとほとんど変わっていないことに驚きました。1953年は昭和に換算すると28年、日本では、その当時の風景を現代に探すことすら難しいでしょう。あらためて自分たちの文化と歴史を大切にするイタリアの偉大さを痛感した今回の旅でした。