KYMCO台湾工場 視察レポート
※この記事は2004年のものです。
2001年春にキムコが日本に上陸されてからもう数年が経ち、一般ユーザーにKYMCOブランドも定着しつつある中、2004年春に台湾工場を見学に訪れました。
キムコの本社・工場は台湾の南に位置する第2の都市、高雄 (カオシュン)に有ります。この工場は活気の有る工場でした。
職人さんが作業場、ラインの流れで組み立て所、出荷前の検査などを見学しました。その中でも印象的だったのはクランクシャフトなど主要部品までを自社工場で生産しているところです。
台湾メーカーの技術力工場にはめざましいものがあると感じ入りました。一方、生産組み立てラインは白い作業服に身を包まれた作業員により、てきぱきと作業を行っていました。
キムコの工場前には、検査が終了し出荷まちの車両が整然と並んでおり、その風景は圧巻でした。
パーツセンターはキムコの本社工場より車で30分ぐらいの場所にありました。もちろん、日本へのパーツ供給もこのパーツセンターからとの事でした。
KYMCOテストコース
キムコは台湾で始めてオートバイのテストコースを設置したメーカーだそうです。そういったところにも、モノづくりのこだわりを感じます。そのテストコースにも訪れましたが、そこでデッサン画でしかみたことの無かったキムコの500cc「エキサイティング500」を見ることが出来ました。キムコのマークが無ければ、イタリアのスクーターと言われても信じてしまいそうなほど、デザインの仕上がりは良かったです。
今回、キムコの工場見学は2002年に続き2度目となりますが、相変わらず活気の有る生産ラインとキムコのNEWモデルを見ることが出来て、正に「エキサイティング・KYMCO」とを感じた視察でした。