コラム Vol.7:マラグーティ ファントムマックス250 加速王の実証データ
ノーマル車両の加速特性
マラグーティ ファントムマックス250が2005年春に日本に導入されて以来、「ファントムマックス250の加速はこれまでのスクーターの中で一番速いのでは」と、多くのユーザー様やインプレッションでお乗りいただいた出版社の方から感想を頂いておりました。
実際、乾燥重量で138kgとクラス最軽量ということもあって加速が速いことは十分に想像できていましたが、このほど雑誌の企画で加速特性を9台のスクーターで実験したものが掲載されていましたのでご紹介いたします。
実験は0-50m、0-150mの加速をノーマル車両でそれぞれ一人乗り(ソロ)と二人乗り(タンデム)の4パターンで計測しています。
ファントムマックス250は、いずれのパターンでも1位のタイムとなっており、ファントムマックス250の「加速王」説のウワサが実証された結果となりました。
モーターマガジン社 5/23発売 「2006オールスクーター購入カタログ」より |
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0→50mソロ
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0→150mソロ
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1. |
マラグーティ ファントムマックス250 |
4秒652 |
1. |
マラグーティ ファントムマックス250 |
9秒163 |
2. |
ベスパ GTS250IE |
4秒826 |
2. |
ヤマハ T-MAX SE (500cc) |
9秒451 |
3. |
ヤマハ T-MAX SE (500cc) |
4秒985 |
3. |
ベスパ GTS250IE |
9秒625 |
4. |
ホンダ フォルツア-Z Mモード |
5秒017 |
4. |
ホンダ フォルツア-Z Mモード |
9秒936 |
5. |
ヤマハ マグザム |
5秒089 |
5. |
ヤマハ マグザム |
10秒326 |
6. |
ホンダ フュージョンSE |
5秒112 |
6. |
ホンダ フュージョンSE |
10秒373 |
7. |
ヤマハ マジェスティ-C |
5秒148
|
7. |
ヤマハ グランド マジェスティ (250 |
10秒376 |
8. |
ヤマハ グランド マジェスティ (250) |
5秒214
|
8. |
ヤマハ マジェスティ-C |
10秒501 |
9. |
スズキ スカイウェイブ250-S |
5秒367 |
9. |
スズキ スカイウェイブ250-S |
10秒755 |
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0→50mタンデム |
0→150mタンデム |
1.
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マラグーティ ファントムマックス250 |
5秒077 |
1.
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マラグーティ ファントムマックス250 |
9秒947 |
2.
|
ベスパ GTS250IE |
5秒229 |
2.
|
ヤマハ T-MAX SE (500cc) |
9秒967 |
3.
|
ヤマハ T-MAX SE (500cc) |
5秒244 |
3.
|
ベスパ GTS250IE |
10秒280 |
4.
|
ホンダ フォルツア-Z Sモード |
5秒493 |
4.
|
ホンダ フォルツア-Z Sモード |
10秒883 |
5.
|
ヤマハ マジェスティ-C |
5秒526 |
5.
|
ヤマハ グランド マジェスティ (250) |
10秒999 |
6.
|
ヤマハ マグザム |
5秒528 |
6.
|
ヤマハ マグザム |
11秒136 |
7.
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ヤマハ グランド マジェスティ (250) |
5秒575 |
7.
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ホンダ フュージョンSE |
11秒165 |
8.
|
ホンダ フュージョンSE |
5秒583 |
8.
|
ヤマハ マジェスティ-C |
11秒219 |
9.
|
スズキ スカイウェイブ250-S |
5秒793 |
9.
|
スズキ スカイウェイブ250-S |
11秒564 |
※光電管式計測器にて測定。ソロ:176cm/60kg タンデム:160cm/45kg |
マロッシパーツとの相性
ファントムマックス250用にマロッシ(イタリア)から幾つかチューニングパーツが販売されていますが、その中でも「マルチバー2000」はお勧めの一品です。
以下はファントムマックス250のノーマル車両とマロッシマルチバー2000(品番5111885)を組み込んだ車両の比較です。加速、特に時速15km/hから60km/hにかけての伸びと最高速度の伸びが顕著に表れています。マロッシマルチバー2000は、乗り味を変えたい方にお勧めのチューニングパーツです。
ダイノジェットでのノーマル車とマルチバー2000装着車の出力測定グラフ
青い線がノーマル車(最大値17.0PS)、赤い線がマルチバー2000装着車(最大値17.6PS)
これまでファントムマックス250の加速性能の優位性についてご案内してきましたが、ファントムマックス250は加速性能以外の魅力も持ったモデルです。
250ccクラス最軽量の138kg、全長が2m未満の1,980mmのコンパクトサイズ、1994年の発売以来その完成されたデザインのまま10年以上もモデルチェンジをしなかったファントム50をベースとしたフォルムなど、どれをとってもお勧めのイタリアンスクーターです。
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